***佐竹美保の画風いろいろ ここでは佐竹美保さんのイラストの画風について画材別に分けてみました。あたりまえですが、佐竹さんや出版社さんとは全く関係ありません。管理人小夜の個人的な見解、感想であることを理解したうえで、お読み下さい。 間違いや曖昧な点も多いかと思いますので、気づいた方、これはちがうだろと思われた方はご一報下さい。すぐに訂正したいと思います。 **カラー ◆アクリル アクリル絵の具です。奇想天外時代から90年代頃まで、主に使われているようです。 今とくらべるとペッタリした印象をうけますね。 佐竹画伯いわく、「アクリルは伸びないので、今はほとんど使っていない」のだそうです。 ◆水彩 アクリルのかわりに使われるようになっています。 97年あたりから主流で、最近はほとんどが水彩絵の具です。 古いもので印象に残っているのは『おやゆびひめ』('93)とってもメルヘンちっくでカワイイのです。 佐竹美保さんの塗り方はいかにも水彩というのではないですね…にじみなどは少なく、わりと厚めに塗っているかんじです。 **白黒 ◇ペン 全体を通して一番多いのが、もちろんペンです。 昔のほうが細いペンだったかなーという印象をうけます。とくに奇想天外時代(80年代〜)は。 『リコとふしぎな豆の木』('97)の頃からちょっと太めのペンのような気がします(…あくまでも私の印象ですけど) 『神封演義』『三国志』などでは筆ペン(もしくは筆?)も使用されているようです。 佐竹さんが多様な種類のペンを使われているのは間違いないでしょう。 ◇スクラッチボード スクラッチボードとは石膏を塗った黒いボードで、表面を削って使います。 佐竹美保さんは、'95〜'97 がいちばんスクラッチボードが多いです。 『メニム一家』シリーズ、乱歩の『少年探偵』シリーズなどなど。 (個人的に、佐竹画伯のイラストのなかではスクラッチボードがいちばん好きです。最近はめっきり減ってしまってさみしいです><) ◇墨 水彩で書いたものを白黒で印刷したような画風がこれだと思われます。 『魔法使いの卵』『ネシャン・サーガ』『クレストマンシー』などがそうです。 ◇トーン コミック用のトーンです。 私が初めて見たのは、 『シェーラひめのぼうけん3 ダイヤモンドの都』('98) 最近では使うトーンの種類も増えています。 BACK |
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